-「失敗しない家づくり勉強会」(2018年5月26日開催)の様子(その11)-

本来、家って何が備わっていればいいのでしょうか?

本来の家は、端的に言うと「強さ」、「機能性」、「美しさ」の3つが必要だと言われており
大学の建築学科などでは「強」「用」「美」と習ったりするそうですが、
要は3つのバランスが良い家を建てていただきたいと思います。

皆さんそれぞれが限られた予算の中で検討されることになると思いますが、予算だけですぐに提示されるような提案には決して安易に乗らないでください。

例えば「強」には、建物本体だけでなく地盤の強さも欠かせませんが「その土地の昔の状態が地名になっている」、ということを意識されていますか?
もし「谷」、「川」、「津」などの文字が地名に含まれていたなら(現在の状態からは想像できなくても)その場所は昔は水に囲まれているような場所だったに違いないので、地盤が弱いであろうと想像できます。
なのでそこに建てたい場合は地盤調査をしてもらった方がいいですね。

機能性の中で例えば「間取り」は、もちろん間の数ではなく間の取り方が大事です。
昔の家には必ずあった居間、床の間、縁側…などはそれぞれ役割をちゃんと果たしていて、現代の家でもその考え方は生かすことができます。

そのような事例を交えながら動画では色々お話ししています。

また、購入選択肢(建売住宅・プレファブメーカー・工務店(ローコスト/ZEH登録)・アトリエ建築家)によるそれぞれの比較についても解説していますので是非ご覧ください。